FX初心者のための国内FX業者と海外FX業者の比較

投資

FX業者選びをするにあたって、到達する最初の壁といっても過言ではないのが、国内FX業者と海外FX業者のどちらを選ぶかということです。

実際、どちらの方が良いのか分からない、どちらが良いか教えて!という方は非常に多くいらしゃいます。

今回は、国内FX業者と海外FX業者を比較して最終的にどちらが良いかということについて説明を行っていきます。

まず最初に結論を言うと、海外FX業者の方が優れています。これに至った要因について話を進めていきます。

国内FX業者と海外FX業者を重要な5項目で比較

FXトレードをこれから行うという方に向け、今後非常に重要となってくる5項目「レバレッジ」、「ボーナス・特典」、「スプレッド」、「通貨ペアの多さ」、「追証」について国内FX業者と海外FX業者で比較を行っていきます。

①レバレッジ比較

まず最初に、レバレッジ比較から行っていきます。

知っている方も少ないですが日本国内のレバレッジは法律上25倍までと決まっております。これは2011年8月に金融庁が個人口座のレバレッジを最大25倍まで引き下げるという規制が施行されたためになります。

それ以前までは、25倍以上どころか、数百倍のレバレッジを導入しているFX業者が多かったのですが、それ以降では25倍が基本となっているのが現状です。

しかし!

多くの海外FX業者のレバレッジの推移としては500~1000倍となっており、国内FX業者のレバレッジとは圧倒的な差が生まれています。

この高レバレッジは危険と思われる方も少なくはないのですが、必要証拠金が少なくて済む(=少ない資金を大きな資金とできる)ことや、海外ではゼロカットシステムという独特のシステムが存在するため、リスクのバランスが絶妙にとられています。

参考として、世界で人気No.1FX業者であるXMはレバレッジ:888倍、最もレバレッジが高い業者はFBSで3000倍となっています。※リスクの観点からXMを推奨しています

②ボーナスや特典

FX業者を利用する中で、ボーナスや特典があるのはご存じでしょうか?国内・海外FX業者のボーナス・特典を見ていきましょう!

<国内FX業者>

・入金ボーナス:数十万以上入金で2~3万円キャッシュバック、数十Lotの取引で〇万円のキャッシュバック

国内FX業者では、上記のようなボーナス・特典形態が用意されていますが、実はこれ「結構条件として厳しい」のです。

FXをある程度経験がある方や、大口の投資家であれば、数十万の入金、数十Lotの取引は分からなくもないですが、初めてFXをされる方や、初心者の方にはこの条件は結構厳しいものがあります。

多額を入金してもらって多くトレードしてもらうということが、FX会社・業者にとっての利益となることはわかりますが、もう少しここの施策が必要であると思いますね。

<海外FX業者>

・口座開設ボーナス:口座開設しただけで3000円(XM)、20000円(GemForex)分のボーナスポイントがもらえる

・入金ボーナス:入金額に対し、100%還元ボーナス

「ナニコレ?」と思われたかもしれませんが、嘘のようで本当です。海外FX業者であるXMやGemForexでは口座開設しただけでそれぞれ3000、20000円分のボーナスポイントがもらえます。

このポイントを利用して、出た利益分はおろすことができます。※ボーナスポイントはおろすことができません。

入金ボーナスとは、例えば5万円をFX口座に入金したとします。その際、入金額に対し100%、つまり5万円分のポイントが還元されます。

そのため、ただ5万円を入金しただけなのに口座内の資金が10万円という状態でFXトレードを行っていただけます。※このボーナスポイントのみだけではおろすことができません。但し、実際に入金した資金はおろせます。

③スプレッド比較

スプレッドとは簡単に言うとトレードを行う際の「手数料」となります。このスプレッドは国内と海外FX業者ではどうでしょうか?

国内FX業者のスプレッドとして、原則0.3pipsの固定スプレッドが設定されています。

また、海外FX業者のスプレッドとしては1.0~2.0pipsに推移しているのが特徴です。

この結論から言うと、「国内FX業者がスプレッド(手数料)が狭いため、おすすめ」と言いたいところですが、ここで1つ注意点があります。

その注意点とは、DD(相対取引)方式に性質の都合でスプレッドが狭くなっているということです。

これはどういうことか。まず第一に

「トレーダーの損失が多ければ、業者の利用手数料(スプレッド、入出金等)を抑える」、「トレーダーの利益が大きいため、業者の利用手数料(スプレッド、入出金等)を高くする必要がある」

という2つの関係性があることを知っておきます。

この上記の関係性で考えると、国内FX業者のスプレッドが狭い理由として、トレーダーの損失によって業者が支えられているということが大きな要因となります。

逆に、スプレッドが比較的大きい海外FX業者では、トレーダーの損失ではなく、多くトレードしてもらうことが業者としての利益となります。

そのため、ボーナスや特典が豊富という点も納得がいきますね。より多くトレードをしてもらうということを目的として運営されてます。

このように、国内FX業者と海外FX業者ではスプレッドの大きさに違いがありますが、業者内での取引者に対する考え方・背景についても知っておく必要がありますね。

④通貨ペアの種類の多さ

通貨ペアが多ければ、自身が取り扱う様々な通貨ペアの選択肢が増え、トレードを優位に進めることができます。そのため、通貨ペアが多い業者を選ぶことは重要であると思っております。

以下に国内FX業者と海外FX業者の取り扱い通貨ペア数の平均値を載せております。

<国内FX業者>10~数十種類

<海外FX業者>50~150種類

結果から、海外FX業者の方がより多くの通貨ペアを取り扱っている業者が多いです。一応、今後トレードを行う予定の業者がどれぐらいの通貨ペアを取り扱っているか、自身が取り扱いしたい通貨ペアがあるか確認してから口座開設等に移るとスムーズですね!

⑤追証の有・無

ここでは、国内FX業者と海外FX業者の「最大の違い」と言っても過言ではない、追証(追加証拠金)について説明していきます。

追証は追加証拠金のことを指し、為替相場が急激な動きをした際にロスカットが間に合わず、負債(追加でお金が必要となる)が発生してしまうときのお金となります。

よく昔から「ロスカット喰らって〇〇〇万円借金した」などなどFXには【借金】をしてしまうというイメージがありますが、これは追証=つまり追加でお金が必要となってしまった状態です。

この追証はFX業者が一時的に立て替えしてくれているものこと(借金)になりますので、次のトレードに使うこともできず、「そもそも業者に借りているお金を返す」という義務が生じます。

ここで、重要なのが「国内FX業者には追証があり、海外FX業者には追証がない」ということです。

少し大げさになりますが、言い換えれば「国内FX業者は借金を背負うリスクがあるが、海外FX業者ではそのリスクがない」と言えます。

それではなぜ海外FX業者では追証がないのか…という話になりますが、海外独特のゼロカットシステムによって、追証が存在しません。

ゼロカットシステムは先程のように為替相場が急激に動き、ロスカットが間に合わずに負債が発生しても、「FX業者が代わりに支払いを行ってくれる」というものになります。

もちろん、この支払いに対して、今後いつかは返さなければならないといったこともありませんし、義務も全くございません。

海外FX業者を利用するにあたって、ゼロカットシステムがあるため、仮に損失に損失が重なって資金ショート(資金が0になること)が発生しても、それ以上のお金は全く必要無いので資金面で非常に強力なリスクヘッジを構築することができます!

ではなぜ、海外FX業者にとって損と思われるゼロカットシステムを導入できているかというと、約定力の速さ、手数料でロスカット時の損失をケアしていると予測しております。

国内FX業者のメリット・デメリット

国内FX業者

<メリット>

・国内大手業者が多いため安心してトレードできる

・スプレッド(手数料)が少ない業者が多い

・入出金のしやすさ

<デメリット>

・レバレッジが世界的にみて極めて低い

・追証がある(借金のリスク)

・口座開設手続きが面倒

海外FX業者のメリット・デメリット

海外FX業者
<メリット>

・ レバレッジが高い

・追証なし(借金のリスク無し)

・通貨ペアが多い

<デメリット>

・日本語対応に特化していない業者がある(現在、ほとんどの業者が日本語対応済み)

・スプレッド(手数料)が国内業者よりも少し大きい

まとめ

国内業者と海外業者の比較

・レバレッジ

国内:25倍

海外:1000倍

・ボーナス

国内:条件が厳しい

海外:口座開設だけでポイントGET

・スプレッド

国内:非常に狭い

海外:国内よりも広い

※方式がそもそも異なる

・通貨ペアの多さ

国内:10~数十種類

海外:50~150

・追証の有無

国内:追証有

海外:追証無し

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